沈まない種はビニール袋に入れた水苔の中に全部放り込んでいるのですが、昨日それを覗いてみたらいくつかの種が発根&発芽していました。その中でも梅(紅梅)の種が発根していたので、これは一大事と朱温鉢に植えることにしました。
水苔の入ったビニール袋を開けてみる
水をたっぷり含ませた水苔をビニール袋に入れたものに、沈まなかったり多すぎて蒔くところがない種を放り込んでおきました。水苔をちょっと開いて割れ目に挟んでおくのです。最近あったかいし、ちらほら発芽している種も見られるので、ちょっと開けて見てみることにしました。
こんな風になってます。口を縛って盆栽棚の上の方に引っ掛けてあります。袋を開けて水苔を割ってみると…
早速何かが発芽していました。おそらくヤマモミジかイロハモミジと思われます。
同じような芽がいくつか見られました。これはもう少しここで頑張ってもらって、本葉が開いた頃に鉢に植え替えたらいいかな、と思っています。
おっ!?何か白いのが見えますよ?
これ、あれですね、クサボケの種です。発根していますね。クサボケはここに大量に蒔いているので、他にも発根しているのがあるはず。これはまた後で根上りを狙って鉢底石たっぷりの鉢に蒔いてみましょうか。
これはどうも藤の種のようです。藤は沈まなかったのではなく、蒔くところがなくってここに放り込んでおいたもの。藤も根伏せが出来る、ということを聞きつけましたので、クサボケと同様鉢底石たっぷりの苗床にまとめて蒔いてみます。探せば他にも発根している種がありそうです。
そしてこれ!
このアーモンドっぽい形をした種。ウメの種に相違ありません。「紅梅」の種です。無事発根してくれました!
ウメの種の植え付け
他のは週末にでもやればいいかな、と思ったのですが、この梅の種だけは大事にしたいと思い、仕事中に鉢に植えてしまいました。テレワーク万歳!(笑)
いつもの通りゼオライトを敷いて盆栽用土を入れます。6分目くらいまで入れたでしょうか。そこに先ほどの紅梅の種を植えます。根が下を向くように植えたら種が縦になっちゃいました。根の先端が鉢の中央に来るように置いています。意味があるのかどうか分かりませんが、こうしておけば鉢の真ん中から種が出てくるんじゃないかな?
あとは用土をかけてたっぷり水をやり、名札をつけて出来上がり。15分くらいかな?仕事の合間の気分転換にはちょうどいいかもしれません。これで梅の種の植え付けは終了です。
今後の管理とか
発芽まではまだしばらくかかると思いますが、鉢があったまるように出来るだけ陽の当たるところに置いておこうと思います。
これとは別に3個まとめてひとつの朱温鉢に蒔いたのがあるんですが、条件はあんまり変わらないと思うので、既に発根している可能性が高いです。まあ水苔の中の方がおそらくあったかかったと思うし、湿度もかなり高かったはずなので、最初に根を出してくれたかも知れません。
この梅の種の親木、「紅梅」と書いてありましたので、濃いピンク色の花が咲くんじゃないかと思います。梅の花が咲くまでに早くても5〜6年はかかるらしいので(9年と書いてあるサイトもありました)、ただただ枯らさないように育てようと思います。時間かかるなぁ…
でも、こうやって根が出てきたり芽が出てきたりするとかわいいもの。今年も梅の実拾ってこようかな…??
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