【緊急】ハダニが発生してしまいました…あとうどんこ病と黒星病?

トウカエデの軸切り挿し芽に発生した黒星病 唐楓 (トウカエデ)
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ぼちぼち梅雨の到来かな〜と思わせる季節です。あったかく湿度も高いと病気害虫も発生しやすくなりますね。そんな中、なかなか駆除できず一番嫌いなハダニがとうとう発生してしまい、大急ぎで駆除しました。カエデの葉には白い粉やら黒い斑点やらで、こちらはどうしたものか…

ハダニの駆除

まずはハダニから。こいつらは頑張って駆除してもまた発生するし、殺虫剤に対しては耐性を持ってしまうので一年に一回しか薬を撒けないとか、同じ薬を連続で使用できないとか、相当面倒なやつで。本当に大嫌いなんです。

発生したのはこれ、どうしようもないマユミです。よく見ると葉の表面に小さな白い斑点がたくさんできていますが、これはハダニが養分を吸った後らしいです。

これ!こいつ!葉の表面を我がもの顔で歩いていました。めちゃ腹立つ!

葉の裏側にもたくさんいます。卵なのか幼虫なのか、小さなつぶつぶがたくさんくっついていました。

殺虫剤はこれを使います。去年も使ったんで本当は違うものを使わないといけないのですが、焦っていたのと時間がなかったので、ダメもとでこれを使うことにしました。

このマユミ、葉っぱがぜんぜん小さくならず、いつまでも盆栽とは程遠い姿。葉がバカみたいに大きいので、ちょっと風が吹くと鉢が倒れちゃうんです。なのでどこかのタイミングで軸を適当なところで切ってしまおうと思っていたので、ハダニが酷いところはもう切り落としてしまうことにしました。

あまり難しく考えず、ざっくりと。どうせまた伸びてくるし。このビニール袋は口をしっかり結えておきましたよ。

規定通りにコロマイト乳液を作ります。これは500mlなので0.5ml+ほんのちょっとだけ入れました。気持ち濃いめの気がします。薬剤は透明ですが、乳剤なので水に溶かすと真っ白くなります。

あとはこれをひたすらかけ続けるだけ。葉の裏側を中心に、全体にこれでもかとたっぷりかけます。ぼたぼた垂れてきますが気にせずかけ続けました。用土にも卵やらがたくさん残っているはずなので、用土にもたっぷりと。下から水が垂れてきますが、それでもかけ続けます。さらに残ったものを器に入れ、1時間くらい?鉢を浸けておきました。

この作業をしたのは先週(5/15)、この記事を書いているのが5/22なのでちょうど1週間前です。今日時点では特に再発はしていないので、うまく駆除できたんじゃないかと思っています。肌には湿気が嫌いらしく、これから梅雨に入ってしまえば再発はしないんじゃないかと思いますが、当分の間はしっかり様子を見るようにします。

うどんこ病の駆除と黒星病の対処

続いてうどんこ病です。これが本当にうどんこ病なのかどうか正直よく分からないのですが、一応対処をしておきました。

こんな感じで白い粉?のようなものが散見されます。

こことか。

うどんこ病については写真を撮っていないのですが、カリグリーンをたっぷりと吹き付けておきました。裏側にも発生していた、というか裏側の方が酷かったので、ピンセットで裏返したりして念入りに吹きかけました。

もっと深刻なのはこちら、おそらく黒星病と思うのですが、どうでしょうか?分かる方コメントで教えていただければありがたいです。

ネットで調べてみたところ、黒星病は薬などでは治すことができず、発生してしまったら切り落とすしかないらしいのですが、まだ本葉が少ないので切り落とすのは躊躇してしまいます。

ということで、一旦酷いところだけを切りました。

こんな感じ。

他にも何枚か切りましたが、これで治ってくれるんでしょうかね…??

うどんこ病と黒星病、1週間後の様子

上記の作業をしたのが先週、一週間経った今日の様子を見てみます。

んーこれは病気?傷んでいるだけ?新しい症状が出てきています。

これなんかも葉っぱが枯れ始めています。病気なのかなんなのか分からず。

こちら、うどんこ病らしきもの。白い粉?は残っているのですが、ここからまた繁殖するような感じでもなく。取り敢えず様子を見てみることにします。

そしてこちら、黒星病の出ていたところをカットした葉ですが、さらに病気が広がっているようです。本当は葉柄から切ってしまいたいのですが、次の葉がまだ小さいので躊躇しています。

これくらいであれば大丈夫かな?

これもまた別の葉、黒星病の出ているところを切ったもの。やっぱり病巣が広がっている感じです。

これは黒星病なのかな?別の病気か傷んでいるだけか分かりませんが、新しい症状が出てしまっています。

今後の管理とか

本来は葉柄からダメになった葉を切り落としてしまうのが正解だと思うのですが、1週間ほど出張で家を空ける予定なので、今あまり変なことをしたくない、というのと、やっぱり葉の数が少なかったり次の葉がまだ小さかったりで、なかなか踏ん切りがつきません。

対処方法ご存知の方いらっしゃいましたら、ぜひコメントから教えてください!

ここまでいい調子で来ているので、なんとかリカバーしたいんです!

こうなった原因として考えられるのは、何度か出張で家を空けた際、蓋をしっぱなしだったんです。たまたまあったかい日があってだいぶ蒸れたんじゃないかと思います。

どうにか復活してくれればいいんですが、どうかな…??

唐楓 (トウカエデ)
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まめぼん 〜mamebon〜

コメント

  1. さとる より:

    ハダニがかなり深刻ですね・・・
    棚の環境はわかりませんが毎年起きているとなると自宅周辺も確認した方がいいですよ

    うちはタカラダニは来るのですがハダニまったく遭遇しなくて、しょっちゅう霧吹き(朝二回、夕方一回)で水やり散布していることも要因なのかなと。彼らは乾燥大好き雨が天敵だそうで、水やりの際に下から上に噴出できるノズルを噴霧器に取り付けて葉裏に水やりすると効果あります。
    とはいえ梅雨前だと高温多湿になり用土内に悪玉菌が発生しやすくなって、もちろん苗木にも影響が出ます。うどんこ病や黒星なら薬剤二つくらいローテで使うと年間対応できるでしょう。市販でオーガニックの農薬も販売していますが、個人的には木酢液と消石灰水がオススメ。農薬は薬害が気になって多用できませんが、木酢液+消石灰水なら好きな時にバシャバシャかけ放題です。ただし木酢液+消石灰水は漢方みたいなもので、緊急時には抗生物質入りの浸透薬で治すのがいいそうです。

    ただ根本的には、育成ケースが原因なのかもしれませんよ
    薬剤以外の対策で言うならば、風通しと個別ポット管理ですかね
    フタで密閉すると湿気と気温が常温以上に上がり、苗が密集して葉が密接し合うと擦れて感染が広がります
    一鉢ずつポット管理すると場所ばかり取って生産性が損なわれるのですが、そこは間引きと割り切って将来性のある苗だけ厳選します

    • ふうらい より:

      さとるさん、アドバイスありがとうございます。助かります!

      ハダニはおそらく昨年の土に卵が残っていたんだと思います。このマユミも今年植え替えしたんですが、古い土を残してしまったのが要因かな?来年はきちんと古土を落とし、消毒もしようと思います。

      うどんこ病と黒星病はご指摘の通り、育成ケースのせいだと思ってます。風がなければ蓋は外しておきたいところなんですが、根が出ていない挿し芽が吹き飛ばされるくらいの強風・突風が吹くので、仕方なくやっていました。(それで何本か挿し穂が無くなっていました笑)

      取り敢えず抗生物質入りの浸透薬、というのを探してみます。もしおすすめとかありましたら、また教えてください♪

  2. さとる より:

    ふうらいさん、植え替え時の用土流用は厳禁ですよ。例外的に無菌の苗床は洗って流用できます。私は桐生砂9 赤玉1の苗床使っていますが、それでも洗って天日干しです。

    私が使っている薬剤は「GFベンレート水和剤」、予防と治療効果があるタイプ。成分が染み込む「浸達性」なのでバラの黒星にも持続性効果があるそうですよ。
    他には「GFワイドヒッター顆粒水和剤」もありますがこちらは未使用。GFベンレート水和剤が効かない症状でも治った報告があります。カリグリーンも持ってますが速攻で効くのはやっぱり予防治療薬ですかね。

    長期的な解決策は育成ケースかと思われます。
    私だったら全部出して根っこの状態チェックしたあと鉢上げします。葉っぱが感染していると下の根っこも黒くなってたりしますからね。健康な苗を選んで育成鉢へ。
    強風の棚場環境ということでしたらベランダ風よけネット導入するといいと思いますよ。大きすぎて難しい場合は洗濯ネットで通気性を確保しつつ防虫。もしくは場所取りますがフタ付きの収納ボックスに苗を入れて冬以外はフタを外すか防虫網を被せるのも一案です。(水耕野菜作ってた頃にやってました)

    虫害や感染病は植物が弱っているサインと聞きます。鉢の環境が良いとスクスク育つみたいで環境変えが病害虫対策かなと。スクスク育つには土の中の微生物が大事とも最近気づきまして、、、「薬剤はベニカXガード粒剤」「土壌改良に有機石灰(消石灰の粉はNG)」の二つを育成鉢で使ってます。特に有機石灰やると植物強くなりますね。発根してからの根の生育率が違います。逆に青湖ばかり出る化学肥料やらなくなりました。

    • ふうらい より:

      さとるさん、こんにちは。お返事が遅くなってしまいました。

      もちろん植え替えた時は新しい用土を使っているのですが、今回しっかりと根洗いしなかったため、根元に少し用土が残っていたんです。無理して全部洗い流さなくてもいいか、と思ってそのまま植え替えてしまったのですが、それがいけなかったみたいです。

      アドバイスに従って、”GFベンレート水和剤”を散布しました。これ、予防効果もあるとのことで、病気になる前に散布しておくのがいいのでしょうね。来年はやろうかと思います。また、おっしゃる通り育苗ケース、というかその蓋をしっぱなしだったのが最大の要因と思いますので、今後は蓋はしないことにしました。当面、強風の日は室内に取り込もうと思います。風除けネットや遮光ネットもぼちぼち考えないといけないですね。

      植え替えはまだちょっと怖いので、来年の春先まではこのまま置いておくつもりです。まあ、根を切らないなら植え替え自体はいつでもできると思っているので、様子見ながら、ですかね。

      有機石灰、よさそうですね。ちょっと調べてみます。いいブランドとかあったらまた教えてください♪