モミジ・カエデ類に続いて、4月の終わりに黒松・赤松の軸切り挿し芽をしました。数日遅れて五葉松の軸切り挿し芽もしてみたのですが、その後を記録しておきます。先週(5/15)の様子ですが、記事を書くのが遅れました。さて、どうなっているでしょうか?
軸切り挿し芽3週間後の黒松の様子
まずは黒松から見ていきましょう。
黒松を挿した育苗ポットはこんな感じです。
まずはこれ。10本くらい?糸で束ねて挿した黒松なのですが、全部枯れてしまいました。
その上何やらカビっぽいものが生えてきちゃったので、諦めて抜いてしまいます。
指で抜こうとしたのですが、ボロボロと崩れるように切れてしまうので、ピンセットやら何やらを使ってきれいに除去しました。
んーこのスペースもったいないな…。あとで何か考えます。これから梅雨だし、五葉松の軸切り挿し芽を追加してみようか?
では気を取り直して。他のを見ていきましょう。
だいたいみんなこんな感じ。枯れそう、という訳ではないけれど、特に大きく伸びる、ということもないんです。じわじわと発根してくれているならいいんですけどね。
この双葉?の上側が伸びてきてくれるはずなんですけど、そんな気配はまったくないですねぇ。
お?これはちょっとだけ伸びてきているような…?挿した時期がちょっと遅かったんで、もともとこれくらいだったかも知れませんが、伸び始めているのかな?いずれにしても誤差の範囲ですねぇ。
なんだか、こんな感じで双葉の”下”が伸びているのがけっこうあるんですよね。これはこれで発根・成長してると思っていいのかな?だいぶ前に一度黒松の軸切り挿し芽に成功した時は気付かなかったです。
挿すときは軸を短く切っちゃってるので、出来るだけ深く挿すようにしていて、モノによっては双葉の付け根が用土の下に隠れちゃうくらい深く挿してるはずなので、双葉の”上”だけが伸びる、というのは私の思い込みなだけの気がしてきました。
つらつら見ていると…あれ、ひとつ枯れちゃってます。
引っこ抜いてみました。これもさっきの束のと同様、腐っているのか途中からぼろっとちぎれちゃいました。
ん〜でも、ふと「うまく根がつかなかったらこうやって枯れて腐っちゃうんじゃないのかな?」と思い付き。ということは、他のはまあまあいけてるんじゃないのかな?
この辺、だんだんめんどくさくなって場所がなくなってきて1ヶ所に3本挿したやつですが、青々としてますよね。
一応うまくいっていると考えてよさそうです。
おおっ?これはいけてそうですね。
そうそう、こういう感じで双葉の上側の軸が伸びてくるんですよ。これもまだまだですけれど、うまく根っこがついたと思ってよさそうです。
ということで黒松でした。束のだけじゃなく、一本挿しでも枯れるやつは枯れてるので、枯れてないなら発根してるんだろう、と思っておきます。
軸切り挿し芽3週間後の赤松・五葉松の様子
では続いて赤松を挿したポットです。これには別ルートで入手した黒松、あと五葉松も挿しています。
現状こんな感じ。今のところ枯れちゃったのはなさそうかな?
こちらの6ブロックにはヤフオクで入手した京都産の赤松、名付けて「京赤松」を挿しています。
色が淡いのがちょっと気になりますが…
いくらか軸が伸びてきている気がします。これも誤差の範囲ではありますけれど。
でも、なんとなく、ではあるのですが…
さっきの黒松よりも伸びてるような気がしてならないんです。
これは反対側。左から赤松、真ん中が五葉松、右は黒松です。
この赤松はさっきのとは別ルートで入手したので、分けて挿しています。さらにひょろひょろですが…
まあまあいい感じじゃないかな??
これは黒松。ちゃんと書いとかないと赤松と見分けつかないですね。
ちょっとですが伸び始めてる気がします。
どうかな??
最後に五葉松です。青青とはしてるので、枯れる感じはなさそうです。
ただ、伸びる感じでもないですね。この写真は挿してからまだ3週間なので、こんなもんでしょうか。このまま夏まで枯れずにいてくれればいいんですけどもね。
赤松の育苗ポットはこんな感じ。この調子で頑張ってくれたら、来年以降いろいろ楽しみが出来るんですけれども。どうでしょうか?
【おまけ】黒いプラ鉢にごっそり挿した黒松
挿し穂をたくさん用意しちゃったのでプラ鉢に30本以上挿した黒松ですが…
ダメでした… 特にペットボトルを被せるとかもせず、強風暴風にさらしたままにしてあったせいなのか、みんな枯れちゃいましたね。
撤去するときに軸の断面を見てみたのですが、発根している様子はまったくなし。
指とかピンセットで取ってしまいました。
が、2本だけまだいけそうなやつが!これは一旦このまま置いとこうと思います。難しいとは思いますが…
このプラ鉢は場所を取るので、ダメならダメではっきりして欲しいなぁ、と思いつつも、頑張ってもらいたいものです。
※この後手前の一本が枯れてしまい、すみっこの一本だけになっちゃいました。
今後の管理とか
枯れるやつは2週間もすればしなしなになって枯れてしまうことが多いのですが、3週間(この記事を書いている時点では4週間)経っても葉がパリッとしているのでうまいこといけているんじゃないかと考えてます。
風が強い日は蓋をして、蓋が飛んで行かないように上に水の入ったペットボトルを乗せているのですが、そよそよと葉が揺れる程度の風までであれば基本蓋を取っておいています。最近はお天気の良い日は直射日光にさらして光合成と蒸散を促していますが、それでも枯れる気配はありません。もうすぐ梅雨に入って湿度が上がるので、強風の時以外はもう蓋はなくてもよさそうです。
梅雨が明けて本格的な夏がやってくる頃まで持ち堪えてくれたらぐんぐん伸びてくれるはずなんですが、今の状態ではまだまだ気が抜けないですね。
軸切り挿し芽の発根までの期間というのがなかなかよく分からないんですが、2週間、という人もいれば3ヶ月、といってる人もいたり。ただ、枯れるやつはもう枯れちゃってるはずだし、既に発根してるんじゃないかな、という気がしています。
モミジ・カエデ類もあるし、今年は良い素材がたくさん出来そうで期待しています。軸切りしなかった黒松が大量に余っているので、そちらをどうしていくか頭の痛いところですが、モミジとカエデはいろいろと皮算用しているんです。
コメント
こんにちは。うまく活着するといいですね。私の軸切り黒松はまだ5日目です。
今日、市役所主催の盆栽教室に参加しました。
おはようございます♪
みねさんも軸切りされましたか。お互いうまく根がつくといいですね。
市役所で盆栽教室なんてやってるんですね。思いつかなかったなぁ。行政の広報誌とか見てみます!
盆栽についてはある程度の基礎知識は持っているので、盆栽教室の参加目的は先生に巡り逢うことでした。種まきが好きなクセに育てるのがヘタでちっとも上達しません。それをなんとかしたかったのです。
とても良い先生に出会えましたよ。おまけに受講生の7割が女性でした。(^^♪