道端に見つけたギンゴケ。そういえばうちには盆栽に貼る苔がないな、と思い、ちょっとだけ頂いてきました。バラバラにして蒔いておいたら生えてくるかも!?まあ、苔以前に苔を貼る盆栽がないわけですが…。やり方は自己流ですが、果たしてうまく行きますかねぇ??
種になるギンゴケと準備
コンクリートに張り付いていたギンゴケを、指で剥ぎ取ってきました。コロニーのままが良かったんですが、残念ながらバラバラになってしまいました。まあ蒔く時にはバラバラにするので、大勢に影響は無いんですが。
カバンに入れていたのでぺったんこになってしまいました。
ギンゴケ自体は元気そうです。早くも水分が蒸発して水滴が付いています。
百均のマドラースプーンを使って、一旦水の中に入れました。
こんな風に固まっているので、下の黒いところをハサミで切り落とし、上の緑色のところを蒔くようにしました。茶色いところも少し残しますが。
こんなのを…
こうしました。これを水に戻すとバラバラになります。
塊はこうやってばらすのがいいみたい。切り落としたところは古い土だったり埃や汚れが溜まっているので、水に戻さず捨ててしまいました。
土くれは下に沈んでいますが、土がついたギンゴケも一緒に沈んじゃってますね。水が白く濁っているのはアスファルトの埃でしょう。雑菌だったり害虫だったりがいそうなので、この水は最後に捨ててしまいます。
水面に緑色のいいところだけ浮いてきますので、これを蒔きゴケの種にします。
けっこう時間をかけて苔と不要な土を切り離しました。時には水の中で塊を軽く揉んで、土や埃を洗い流しつつ、苔をバラバラにしていきました。
しばらくこのままほっておき、埃や汚れが沈むのを待つと同時に水を吸わせました。が、これはしなくてもいいかも。
ギンゴケの蒔きゴケのやり方(自己流)
自己流といっても、一応基本には沿っているつもり。まずは蒔き床を用意します。
鉢はこんなの。100円くらいで買った中古の小さな鉢です。この先使う気もしないので、これを使ってみます。
ここにいつもの盆栽用土を直接入れました。これ、下に少しだけでも鉢底石としてゼオライトを入れた方が良かったかも?
用土の量はこれくらい。少し少なめにしています。四方にちょっとでも”壁”があった方が乾燥しにくいんじゃないかと思ったので。
ジョウロで水をかけて微塵を洗い流しました。この鉢のせいなのか、鉢底石を入れなかったせいなのか、水の抜けがよろしくありません。ある程度湿度を保ってくれるのはいいのですが、ギンゴケは乾燥に強く、むしろある程度乾燥している方が育ちがいいような気もするので、環境としてはそんなに良くないのかも?
器のヘリに浮いている緑色のギンゴケを、用土の上に蒔いていきます。スプーンにへばりついてなかなか落ちないので、霧吹きを使って用土の上に飛ばします。
こんな感じで土の上に落とすと1ヶ所に固まってしまうので、用土の上の苔にも霧吹きで水を吹き付け、出来るだけ均等になるように散らしてみました。
作業途中ですがこんな感じ。霧吹きを多用していたので用土がびしゃびしゃです。表面はすぐに乾くとは思いますが、やっぱり水はけがよろしくないですね。これが吉と出るか凶と出るか。
ある程度均等に蒔けてますでしょうか?これだと乾いたら風で吹き飛ばされてしまうので…
ピンセットを使って根元の方を用土と用土の間に押し込んでみました。たくさんありすぎるので全部やるわけにはいきませんが。そこまでしないやつも、霧吹きでできるだけ用土の粒と粒の間に苔を押し込むように水を吹き付けてみました。
こんな感じになっています。乾燥したら風で吹き飛ばされてしまいそうなので、ちょっと気をつけないといけないですね。
ということで、ギンゴケの蒔きゴケは終了です。
今後の管理とか
とりあえず水を切らさないように、風と直射日光があんまり当たらないように、気をつけて管理します。ここからぞろっと生えそろうまでには1年以上はかかるんじゃないかと思うんですが、うまくシート状に出来たらいいな、と思ってます。
本当はもっと大きな器にいろいろな苔を蒔いてみたいんです。ホソウリゴケとかハマキゴケなら乾燥にも強いし、そこらで見つけられそうなので、少し気をつけて探すようにしてみます。
苔が生えそろうのが早いか、苔を貼れるような盆栽が出来上がるのが早いか。どう考えても苔の方が早いですよねぇ。
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