スナゴケ、スギゴケ、アラハシラガゴケ他のまきゴケをしました

まきゴケをした鉢
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先週末にボトルコケリウムの掃除をした際、スナゴケやスギゴケの徒長した部分を切り取って乾かしておきました。いよいよこれを蒔いてみることにします。まきゴケは大概失敗してしまうのでネットでいろいろ調べたところ、やり方をいくつか見つけたのでそれを試してみることにしました。

乾燥させた苔の様子

約一週間放置して苔を乾燥させましたが、さて、どんな具合でしょうか?

こんな感じです。ほどよく乾燥していますが、カラッカラに乾いているという程でもありません。自然界で夏場数日雨が降らなかったら、こんな感じになるのかな?っていう程度。

こちらはアラハシラガゴケ。かなり白っぽくなってしまいました。エアープランツみたいです。あ、これはもともとホソバオキナゴケとして買ったものです。近い種類だと思うので、ホソバオキナゴケのまきゴケも同じやり方で出来ると思います。成功するかは分かりませんが。

こちら、細く淡い黄緑色のがおそらくスナゴケです。右奥の濃い緑のはスギゴケかも知れません。

こちらは苔床にあったコツボゴケ?アブラゴケ?ホソウリゴケ?なんだかよくわからない苔。せっかくまきゴケをするならついでに、ということでこちらも少し採取して乾かしておきました。でも乾かしたのは1日程度です。これとハマキゴケも同様に1日程度乾かしてありますので、一緒に蒔いてみます。

まきゴケのやり方

では、早速まきゴケをやっていきます。

まきゴケの準備

まずは準備です。大してやることはありませんが。

鉢は空いていたこれを使います。かなり前にスナゴケのまきゴケをして成功した、益子焼の鉢。釉薬が内側や底にも掛かっているため、空気をほとんど通しません。そのため、もしかしたら盆栽には向かないのかも知れませんが、逆に空気を通しにくく保湿性が高いかな、と思いこれにしました。

まず最初に。ティッシュペーパーを2枚重ねにしてざっと鉢の形に切り抜いておきます。これが今回のキモ。まきゴケをした後薄いキッチンペーパーを乗せ、その上から霧吹きで水をやる、というやり方をしている方が何人かいらっしゃいました(ネットで見つけました)。これなら確かに保湿出来るなあ、ということで、今回やってみます。うちにあるキッチンペーパーはけっこう厚手なもののように感じましたので、代わりにティッシュペーパー。でも1枚だとちょっと薄過ぎるかな、と思い2枚重ねにしています。

先ほどの鉢にいつもの盆栽用土を入れ、バケツの水に浸けてしっかり水を吸わせるとともに、軽く揺すって表面を均してあります。

では、苔を蒔いていきます。

まきゴケのやり方

一応ある程度コロニーを作りたかったので、苔ごとにまとめて蒔きます。

まずはこちら、スナゴケから。最初はピンセットで持って芽切りバサミで細かくしようと思ったのですが、ピンセットだとやりにくく、結局指で持って切りました。

記念すべき最初の切れっ端。だいたい2〜3mmの長さに切ることを心がけましたが、途中からめんどくさくなり、一切れが長くなってしまいました。

あんまり重ならないように注意しましたが、それ程神経質にならなくてもいいみたいです。

用土の水分を吸ってあっという間に復活します。さすがスナゴケはすごいです。

チマチマチマチマ…と切っていき、スナゴケはほぼ終了。大して量もなく細いスナゴケだったので、これくらいでなくなってしまいました。

茶色いのは仮根です。きれいに取ってから蒔こうと思っていたのですが、うまいこと取れないのでそのままにしちゃってます。

さて、次はアラハシラガゴケ。これも小さく切って蒔いていきます。

図鑑によると、この葉っぱひと欠けあれば生えてくるらしいのですが、にわかには信じられません。でもまあせっかくなので一緒に蒔いています。

と、こんな感じで容器に入っていた苔を種類ごとにまとめて蒔いておきました。

中央上がスナゴケ、下がアラハシラガゴケ。その右あたりにスギゴケを蒔いていますが、ごく少量しかありませんでした。左側がハマキゴケ。右側がよく分からない苔(アブラゴケ?)。ざっくりこんな感じです。ただ、スナゴケと思ってスギゴケを蒔いちゃってるかも知れないし、切った拍子に切れっ端が吹っ飛んでしまったりで、どこに何があるかは生えてこないとはっきりしません。それもまた楽しみではありますが。

スナゴケ、けっこう長いままのものがたくさんありますね。手抜きがバレちゃいます。

アラハシラガゴケも少しずつ水分を吸っているようです。これ増えて欲しいなぁ。

そしてこれ。正体が知りたいです。図鑑の写真で探してみてもなかなかドンピシャなのがないんですよね。

さてさて、最後の仕上げです。

先ほど鉢の形に切り取ったティッシュを置きます。すぐに水分を吸って濡れてきます。

全体を密着させつつ、ヘリの部分を竹串で押さえて動かないようにしていきました。ティッシュと苔・用土が出来るだけ密着するように心がけてみましたが、それが正解かどうかは不明です。

ティッシュ・苔・用土が密着するように、全体をそーっと指で押さえます。

最後に霧吹きでたっぷり水をかけて終了です。お疲れさまでした!

今後の管理

基本霧吹きでの灌水、ティッシュが乾かないようにするだけです。週1回くらいはバケツの水に半分くらい浸けて用土にも水を吸わせるつもりです。

ティッシュはしばらくしたら溶けてしまうと思いますが、しばらく見た目が悪いかも。とはいえそのうち分解されてなくなってしまうので気にしないようにします。

このまきゴケのいいところは、土台がいつもの盆栽用土だということ。もし成功してコロニーになってくれたら、そのまま剥がして盆栽に貼り付けても環境が変わらない=枯れる可能性が少ない、ということ。あるいはもう少し大きな鉢なりペヤングカップなりに貼り替えても枯れず、むしろそこから増えてくれるんじゃないか、という期待もしています。

とはいえ、うちでやるまきゴケは大概失敗するので、過度な期待はしないことにします。でも粛々とお世話をするつもりです。

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