またまたまきゴケをやってみる!やり方を少し変えてみました

蒔いた苔の上に薄く用土をかける
当ページの一部リンクには広告が含まれています。
Facebookはじめました!

何度やってもうまくいかないまきゴケですが、今回いい感じの苔のコロニーを頂いたので再再々?挑戦。ちょっと苔盆栽も狙っていますが、もしうまく育ってくれたらそのまま盆栽に貼ろうと思っています。

頂いた苔と下準備

下準備、っていう程でもないのですが…

風で飛ばされないように小さなジップロックの箱に入れ、2日ほど陰干ししました。蓋はしていません。

表面はこんな感じ。かなり乾燥していますが、カラッカラに乾き切ったという程ではなく、まだ気持ちしっとりしている気がします。

裏側はこんな感じ。生えていた場所のものであろう土が付いています。こちらもだいぶ乾いていますが、完全に乾き切ってはいない感じです。

まきゴケのやり方(自己流です)

では早速蒔いていきたいのですが、その前にこの苔のコロニーから古い用土を取り除き、苔を細かくバラバラにします。

まず半分くらいにちぎり…

これくらいにまで小さくして…

ハサミで半分に切りました。あとで思ったことですが、さらにこの半分くらいにしてしまってもよかったかも知れません。これをバラバラにほぐしていくのです。

下側についた古い土は固まっているので、指ですり潰しながら取り除いていきました。ここに落ちている苔のかけらは、摘んでもみじが蒔いてある育苗コンテナーに乗っけておきました。出てきたら儲けもの、程度の期待値です。

ちまちまちまちま…出来るだけ一本ずつにするようにほぐしていき、これで大体1/4。もう嫌になっています。せめて半分は解そう、ということで続けます。

少し風が出てきたので、ジップロックの入れ物に避難。最初からここに入れとけばよかったかな?

分かりづらいですが、これでコロニー半分。疲れちゃったのでここであきらめます。

「コケ土」を作ってみる

いつも参考にさせてもらっている教科書に「コケ土」というものが載っていました。「3mm程度の赤玉土に粉砕した苔を混ぜ、それを盆栽の用土の上に敷いておくと苔が生えてくる」というもの。今回はこれを試してみようと思います。

先程の苔の入った容器にプロトリーフのさし芽・種まきの土を入れます。量は見た目で苔と同量くらい。

蓋をしてシャカシャカと振ります。これで用土と苔が混ざってくれるはず。

全然混ざってくれません。混ざってくれないどころか…

苔だけが余計に絡み合って固まりになってしまいました。この時点でコケ土作りはあきらめ、普通にまきゴケすることにしました。

苔が長すぎたのが絡み付く理由なのではないか、とあとで思いつきました。おそらく用土と同じくらいの2〜3mm?にまで細かくすれば、程よく混ざってくれたのかも知れません。いつかまたやる機会があったら試してみようと思います。

鉢の準備

ではまきゴケをする鉢を準備します。

使う鉢はこの3つ。左と奥はおそらく使うことはないかなぁ、と思っていたもの。ダメ元で使うのでなんでもいいのです。右側のはだいぶ前に買った益子焼の苔盆栽用の鉢。これに合ったいい木が出来たら植えようと思っているのですが、そんなの未だ一本もありません…

いつも通り下に少しだけ根腐れ防止剤を入れ、水で軽く微塵を洗い流します。

そこにプロトリーフのさし芽・種まきの土を7分目くらいまで入れます。まだ水はかけていないのですが、根腐れ防止剤が濡れていたのでその水分が上がってきています。この用土、本当にすごいな、と思います。

苔を蒔いていく

鉢の準備が出来たところで早速苔を蒔いていきます。そんなに難しいことでもなく、先程ほぐした苔をまんべんなく蒔いていきました。蒔くときにもう一度ほぐしていますが、一本ずつ、という程でもないです。出来るだけ重ならないようにしましたが、けっこう重なってますね。まあ気にしない。

近くで見るとこんな感じ。緑色の部分はともかく、茶色い部分からも生えてきてくれますかねぇ?

同じようにこちらの鉢にも…

まんべんなく敷き詰めました。

3つとも蒔き終わりました。今回はこの上にさらに用土を振りかけます。

上にかける用土も同じくプロトリーフのやつです。指で比較的粒が小さいところを摘んで、少しずつパラパラと撒いていきました。

以前やった時は申し訳程度だったのですが、今回はかなりしっかり撒いています。こんなんで芽が出てきてくれるのかしら?こうやって見るとちょっとやり過ぎた感がありますね。

こちらもかなりしっかりと撒いています。まあさっきの「苔土」もこんなふうになるんだろうと思うので、出てくるはず!

3つとも終わったので…

霧吹きでたっぷりと水をかけて全体を湿らせました。あまり近くから霧吹きを吹くと細かい用土が飛んでっちゃうので、ちょっと遠くから何度もかけています。用土が湿ったところで指で軽く押さえ、用土と苔を密着させました。指で押さえるとふわふわした感じがしましたので、しっかり密着させた方が良さそうです。

これでまきゴケは終了です。お疲れさまでした。

残った苔も蒔いちゃおう

ほぐしていない苔半分とほぐした苔が少し残っているので、こちらもどうにかしてしまわないといけません。

まずこちらのほぐした苔の残りなんですが…

こちらのサルスベリの鉢に蒔きました。このサルスベリは根伏せ素材を育てるためのもので、2〜3年は飢えっぱなしにするつもりなのです。さすがにそれだけ待てば生えてくるだろうということで、ここに蒔いてしまいます。

さっきより上に振りかける用土を減らしてみました。どれくらい違うのかは分かりませんが、比較ということで。

こちら残ったコロニーの半分。これはバラさずにこのまま貼り付けてしまいます。

下半分はハサミで切り落としました。

これをもうひとつのサルスベリの鉢に貼り付けました。少し強めに押しつけたのですが…

まだちょっと隙間が残っています。これ以上深くは入っていかないので…

隙間を埋めるように用土を流し込み、こちらも霧吹きでたっぷり水をやっておきました。水が流れ込んでいくことである程度隙間にも用土が流れ込むはず。全体にしっかり水が馴染んだところでこちらも軽く指で押さえ、出来るだけ隙間が出来ないようにしてみました。

今後の管理

今後はあんまり日の当たらないところに置き、1日1〜2回霧吹きで水をやります。教科書には「2〜3ヶ月で生えてくる」と書いてあるものの、実際生えてきてくれるのかどうかは分かりません。何しろまきゴケは一度も成功したことがないので、期待せず、でもちゃんと水やりは欠かさないようにやってみます。生えてきてくれないかなぁ…?

ひとつだけちょっとした問題が。実はこの苔、なに苔か分からないのです。乾燥させる前にちゃんと写真撮っとけばよかった。まあ芽が出てきたら何か分かると思います。出てこなかったら分からなくてもいいしね(笑)。

シェアお願いします♪
フォローお願いします♪
いいね!お願いします♪

コメント