松類、モミジ・カエデ類の軸切り挿し芽にハイポネックスを与えました

ハイポネックスを2000倍に薄める 五葉松 (ゴヨウマツ)
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4月の終わりに軸切り挿し芽をした黒松・赤松・五葉松。それにイロハモミジ・ノムラモミジ、トウカエデとミヤサマカエデ、何本か枯れてしまったものの、概ねいい感じに伸びてきています。発根はしただろうと判断し、そろそろ肥料をあげることにしました。

ハイポネックスのやり方

やり方、という訳でもないのですけれど。ハイポネックスをやると用土の表面に緑色のぬるぬるした藻のようなものがすぐに生えてくるので、上からかけるのは躊躇します。

使うのはこれ。ホームセンターで一番小さいのを書いましたが、いつまで経ってもなくなりません。賞味期限とかあるのかな?

たくさんは要らないので500mlのペットボトル一本分。今回は2000倍に薄めて与えることにしたので、目分量で0.25ml計ります。これでもちょっと多めな気がしたので、ここからちょっと減らしました。1滴くらいですが。濃すぎて変に間延びしてしまったり、用土の表面に藻?が生えてくるのが嫌だったので結構薄めにしています。これで月一回程度ならいいんじゃないかと思います。

藻が生えてくるのが嫌だったので、上からかけるのではなく、トレーの下の受け皿部分に入れて下から吸わせることにしました。

バコっと上のトレーを外します。これはトウカエデを挿したトレーですが、もうかなり根が伸びてきています。うわーい!ヽ(´▽`)ノと一瞬喜んだのですが、これってごぼう根になっちゃってるんじゃないの?と心配になりました。まあごぼう根ならごぼう根でやりようはあるので、どうにでもなるでしょう。

さっき作ったハイポネックス2000倍液をダバダバと注ぎ、トレーを元に戻します。

こちらはモミジ類を挿したトレー。根っこがぜんぜん出ていません。奥の一列、立派な根っこを出しているのはミヤサマカエデ。カエデ類の方が根の成長が早いようです。でもモミジの方はうまく八方根になってくれているかも知れないので、ちょっと期待しちゃいます。

ミヤサマカエデが一番発根や根の成長が早い、というか豪快?です。奥の水受けには既にハイポネックスが入っています。

こちらは松類、確か黒松を挿した方のトレー。ひとっつも根っこが出ていません。上もほとんど伸びてないのでまあこんなもんでしょうか。松類のトレー2つにもハイポネックスを注いでおきました。

ハイポネックスは短期集中型なので、1週間もすればそれなりに効果が出てくるんじゃないかと思います。しばらくは様子を見ることにします。

今後の管理とか

ハイポネックスですが、2000倍といわず3000倍ぐらいまで薄めて、2週間に一回くらいのペースであげようかな、と思っていますが、2000倍で月一回でもいいのかな、とちょっと悩み中。ハイポネックスをあげれば成長はするんでしょうけれど、今度は変に徒長しちゃったり用土の表面に緑色の藻が生えて来たりしないかと思うと、なかなか難しいです。あんまり大きくもしたくないので、肥料は最低限、ごく少なめにしたいところです。

ところで。今回松がぜんぜん伸びてないな、とちょっと心配になったのですが…

こちらの五葉松…

いよいよ本葉らしき芽が出てきてくれました!五葉松は成長が遅いといいますが、これ、もしかしたら発根してくれているのかも知れません。松の軸切り挿し芽をしたトレー、枯れてしまった松のブロックが2ヶ所ほど空いているので、そこにもう少し五葉松を挿してみてもいいかな、と思い始めています。時期はかなり遅いので厳しいとは思いますけれど。

今のところはまあまあ頑張っている軸切り挿し芽。このまま夏を越してくれればいいのですが、さてどうなりますかねぇ?

コメント

  1. さとる より:

    コメント長くなったのでこちらにて

    トウカエデとミヤサマカエデの発根量がすごいですね。これなら鉢上げしてもきっと大丈夫ですよ
    カエデのトレイに関わらず根がしっかりしていれば、ピンセットで軸を掴んだ時に上に持ち上げづらい感触が伝わると思います。束ねたり寄せ植えにしたり曲げたりするのも苗木の生育具合ですかね。一本だけ長くなったのを直根切り(切ると若くなります)するか走り根として生かす(年を重ねていきます)か、写真に撮っておけば来年鉢替えする際の参考にもなるでしょう

    芽摘みについては枝がしっかりして本葉の段数が3段くらいになってから。モミジの芽摘みのやり方はいろいろありますが、私は何も考えず真ん中だけを機械的にピンセットで摘んで取ってます。

    リン酸を多く含むハイポネックス原液を使うと、懸念されているように二週間もするとトレイの底は緑一色になります。
    藍藻っていう酸素発生型光合成細菌で、アクアリウムではシアノバクテリアって言うそうですよ。腰水で気温が上がると悪臭も出るのでコバエが集まりやすくなります。
    基本的に苗床は常時無菌にしておきたいので肥料成分は入れずに、鉢上げしたら成長具合に応じて肥料を足すイメージを。実モノとか松柏とかで窒素リンカリの比率が変わるみたいですが、なにぶん私もそちらは不勉強。
    もし仮に鉢上げしてから藍藻が覆い尽くすようでしたら、有機石灰の出番です。小さじ一杯いれると水分吸ってくれて乾くと土の表皮が簡単に取れるようになります。盆栽ではあまりやってる人はいませんが、野菜畑の土壌改良資材として鉄板です。機会があったら試してください。

    • ふうらい より:

      さとるさん、こんにちは。

      今日ようやく、トウカエデを2本だけ鉢上げしてみました(ブログに記事をあげていますので、そちらもぜひご覧ください)。
      期待以上にいい感じで発根してくれていました。ちょっと大きめの鉢しかなかったので(朱温鉢の2号ですが)、それに植え付けています。これだけきれいに発根してくれているのであれば、もっと浅い鉢でもよかったかな?と思いましたが、水の管理が大変ですよね。

      今日の植替えに気を良くしたので(笑)、残りもぼちぼちと植え替えてしまおうかと思っています。もみじの方も育苗ポットの底から少しずつ根が出てきてくれたので、そちらも鉢上げしてしまおうかな?松類はまだまだ、先は長そうです。

      あとは芽摘みですが、これはいつ頃まで出来るでしょうか?6月中なら大丈夫、と思っていますが、早い方がいいのかな?既に3段目の本葉は出てきており、ぼちぼち4番目の葉が出てきそうですが、軸が細いので躊躇してしまいます。まず伸ばして太らせてからの方がいいんじゃないか、と悩み中です。

      あとは有機石灰ですね。たまごの殻を少しずつ集め始めているので、ある程度数が溜まったら試してみるつもりです。

      • さとる より:

        芽摘みの適季は3・4月の芽出しと同時に、なので二年生の春ということになります。
        ただしケヤキやヒメシャラのように樹勢のある木は夏までずっと。逆に樹勢の弱い木は春の一回しかできなかったりします。
        軸切りしてあっても樹勢が強いと一年生でも上にドンドン伸びるので、夏までに一回くらいできる幼木も出るでしょう。芽摘みせず上に伸ばして文人っぽくするか枝数増やすかは盆栽の作り方にも影響しますが、まずは樹勢をつけてください、樹勢弱いのは放置に。植え替え直後は直射日光にあてるとすぐに弱るのでしばらく日陰で管理しましょう。

        有機石灰にはチッ素・リン酸・カリの肥料分はありませんが、土壌の微生物を活性化させる効果があります。土が緑色になってきたら使ってみてください。タマゴやカキ殻を粉砕して代用することもできるそうです。あんまりやりすぎると鉢の中が白っぽくなって見た目が悪いのでほどほどに

        • ふうらい より:

          さとるさん、おはようございます。
          あ、やっぱりそうですよね、芽摘み。今年はこのまま育てて樹勢をつけて軸を太らせて、来春芽摘みですね。樹形をどうするかはこれからゆっくりじっくり悩みます(笑)。
          根が落ち着いた頃に少し肥料をやろうと思っています。もう梅雨に入るのでタイミングが難しいですが。有機石灰は酸性に傾いた土壌をアルカリ側に戻してくれる、と理解していますが、いわゆる三大要素は入っていないですもんね。
          梅雨のうちに鉢上げをやってしまおうと思います。