五葉松(ゴヨウマツ)の種を蒔きました!実生ミニ盆栽に再挑戦!

用土の上に五葉松の種を蒔く 五葉松 (ゴヨウマツ)
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先日入手した五葉松の種、採り蒔きということで早速蒔いてしまいました。成長がかなり遅いという五葉松、今度は気長に付き合っていくつもりでいます。ただ、発芽率があまり高くないとのことなので、何本出てくるかは分かりません。

苗床の準備

まずは苗床を準備します。今回もペヤングの入れ物を少し加工して使うことにしました。

普通サイズのペヤングです。食べたあと洗剤でしっかり汚れを落とし、洗剤もしっかりと洗い流して乾燥させておきました。

今回も以前やったように、底だけでなく再度にも穴を開けることにしました。

長辺には3ヶ所、短辺には2カ所です。

たまたまうちにあった金属加工用のリーマーという道具を使います。

ザクザクと穴を開けていきます。金属ではないので簡単に穴が開きます。こんな道具は普通持っていないと思いますし、買うといいお値段しますので、太めの竹串とかで穴を開けるか、カッターで四角く切り抜くのでもいいかと思います。

バリが出るのでカッターできれいにしようとしましたが、結局うまく出来ず、指先でちぎってしまいました。多少残っても大勢に影響はないです。

底にも2カ所穴を開け、一旦終了。次はこの穴に鉢底ネットを取り付けます。

うちにあったのはこれくらいの鉢底ネットでした。ホームセンターとかでたくさん入って売っているやつです。

これをニッパーで4分割します。

内側から針金で止めます。普段やるような丁寧なやり方ではなく、かなり適当です。

めんどくさかったですが全部の穴にネットを取り付けました。

不恰好ですが、外側から見るとこんな感じ。

なんでこんな穴を開けるかというと、横からある程度空気が流れ込んでくれることを期待しているのです。根に出来るだけ酸素を供給したいということです。素焼き鉢とかであればある程度の空気の出入りがありそうですし、プラスチックのスリット鉢を使うのも手軽でいいと思います。今回は場所を節約したかったのであえてペヤングを使っています。まあ、横に穴を開けたからといってどれくらい効果があるのかは分かりませんけども。

続いて蒔き床の底に根腐れ防止剤(ゼオライト)を敷き詰めます。

これくらい、底のネットが隠れる程度まで入れました。これに流水をかけて細かな粉塵を洗い流します。最初はそこから茶色い水が流れてくるのですが、お米を研ぐように軽く混ぜながら流水に当て続けることでそのうち透明な水になります。

こんな感じになりました。ここに遊恵盆栽さんの盆栽用土を入れていきます。ミニ盆栽用の粒が一番小さいやつです。

少しずつ入れていき…

一旦この辺、横についている鉢底ネットが隠れるくらいまで入れました。これで種まきの準備は完了です。

五葉松の種を蒔く

ここまでくればあとは簡単。

こちらが五葉松の種。前日の朝から水に浸けておきました。おそらく30時間くらいでしょうか?普段は一晩くらいしか浸けないのですが、種が大きめだったのと確実に水を吸わせたかったのでいつもより長めに浸けています。50粒浸けて沈まなかったのは1個だけ。購入時には水沈選別しているとあったので当たり前といえば当たり前ですが、なかなか優秀と思います。まあ沈んだから発芽するものでもないし、沈まなかったから絶対発芽しない、ということでもないので(確率は下がるらしいですが)、全部蒔いちゃいます。もったいないしね。

種をちまちまと並べていって5×7で35個。間隔は適当です。まだあと15個あるので、広めに空いている隙間に並べちゃいました。

最終的にはこんな感じ。

ちょっと密すぎますね。理想は2号くらいの小さな素焼き鉢かなんかに一粒ずつ蒔いてやるのがいいのですが、そんな場所も時間もないので。芽が出てから植え替えでもいいでしょう。

種がずれないように少しずつ優しく用土をかけていきました。

お湯の線くらいまで用土を入れたら、スコップのお尻で軽く均してやります。

最後にジョウロでたっぷりと水をやります。最初のうちは微塵が流されるので底から流れ出てくる水が茶色いのですが、これが透明になるまで何度も水をやります。あんまり勢いよく水をかけると用土が流れて種が浮いてきてしまうので、少し高いところから満遍なく優しく水をかけました。

これで五葉松の種まきはおしまいです。お疲れさまでした!

今後の管理とか

この時期に蒔くのは「採り蒔き」ですね。3月とか、寒さが緩んできた頃に蒔く「春蒔き」が推奨されていましたが、やっぱり松ぼっくりから弾けて地面に落ちる今頃に蒔くのが自然だと思うのです。人によって採り蒔きがいいという人、春蒔きがいいという人それぞれいますけれど、まあどっちでもいいんじゃないかな。ただ、種は室内ではなく外で保存して、一冬寒さに当てることが絶対に必要ですね。

来春何本発芽してくれるか分かりませんが、まずは一年、この苗床で過ごしてもらおうと思っています。で、再来年の早春に朱泥鉢に鉢上げしたいのですが、如何せん成長の遅い五葉松なので、そのタイミングで植え替えていいものかどうか。もう少し調べてみようと思います。

あ、軸切り挿し芽はしません。おそらく植え替えのタイミングで太根を切ったらいいかと。でもそうすると、発芽後一年しか経っていないのに太根を切ることになるなぁ。やっぱり時間がかかりそうですね。五葉松は5年目くらいから一気に成長し始めるらしいので、当分の間は小さなマッチ棒です。それよりも何よりも、まずは発芽してひと夏耐え切ってくれることが先ですね。

五葉松 (ゴヨウマツ)
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