藤の針金を外しました!

針金を掛けた藤 藤 (フジ)
当ページの一部リンクには広告が含まれています。
Facebookはじめました!

去年の10月初めに思い切り食い込んでしまった針金を外し、改めて掛け直しておいたのですが、これも食い込んでしまうのがイヤなので外してしまうことにしました。太るのはこれからだろうし、針金を掛けてからちょうど半年経ちましたので、もういいかな、と。形が付いていなければ掛け直すまでです。

針金を掛けた藤の現状

藤は現在こんな感じです。

左の大きい方は既に新芽が顔を出していますが、右側の小さいのはイマイチですね。

右側の藤の現状と針金外し

こちらの藤には針金を掛け直していません。下の方の針金は植え替えた時に藤が動かないように固定するためのものです。さすがにもうある程度根も張って来ていると思いますので、今回こちらの藤はこの針金を外すだけとします。

先端の方は枯れてしまっています。が、この下はまだ生きているようですので、芽が吹いて来たら枯れている部分は切り落とします。

これは横に向かって飛び出している小さな枝。本体の方は上の方が枯れてしまっていますが、こちらはどうでしょう?

これは先端部分。枯れている感じはしないものの、まだ芽が膨らんでもいないですね。ただ芽がなんとなく緑色に見えるので、もう少ししたら葉が出て来てくれるんじゃないでしょうか。

こちらは今ののすぐ下の芽。これももうひと頑張りといった感じです。藤は2本ともあまり日当たりが良くないところに置いているので、成長が遅いのかも知れません。動き出したらアホほど伸びるんですけどね。

これは枯れているところの付け根。左側は枯れちゃっています。この芽と下を向いている芽、特に下を向いている芽が動き出したら枯れているところを切ってしまうつもりですが、もうちょっと時間がかかりそうです。では、針金を外してしまいます。

裏側はこんな感じですので、上の針金を切って引っ張ったら簡単に抜けました。作業としては大したことはないのですが、用土が幾らか緩んでしまったので指で押し固めました。

針金が外れました。この際なので足元の水苔も外すことにしました。根もある程度落ちついているだろうし、何よりも緑色になってなんとも汚らしかったので。

水苔を外したところ。細根が出ていますが、これはこのままにしておきます。枯れちゃったらそれはそれでよし、です。周りに貼り付けた苔が水苔に活着してしまい、少し戸惑いましたがなんとかなりました。細根はこのままにしておくとはいえ、結構深いところまで露出してしまっている気がしましたので、ここには盆栽用土を足しておくことにします。

用土を足してバケツの水に浸した後です。藤の根元あたりはずーっと湿った水苔に包まれていたのでちょっとふやけたように見えますが、数日で乾燥すると思います。そのうち表皮もそれらしく出来てくるでしょうか?

それにしても苔が汚いですねぇ。ホソバオキナゴケなんですが、枯れてしまっている上にカビのようなものが生えています。これは後で掃除することにします。

左側の藤の現状と針金外し

続いて左側、大きい方に取り掛かります。

大きい方の藤はこんな感じ。もう新芽が出て伸び始めています。

ここなんですが、何週間か前にこの藤を眺めていて、「もうちょっと下げたいな」と思って何の気なしに曲げようとしたら「パキッ!」と。裂けてしまいました。途中で曲がりを足したり形を変えるのはご法度なのですが、なんとなくやってしまって後悔しきりです。いい位置に芽がついているので、ここを切ってしまうかどうしようか悩みどころです。

実はこの藤、この先でも一度折ってしまっているのですが、そのままにしたところ特に先が枯れることもなく癒着して回復して来ています。ここも折ってしまった後に新芽が出て来てくれたので、あえて切り落とさずにこのまま置いといたら、ここも癒着してくれるかも知れません。

ここが以前折ってしまったところ。ここもちょうど芽のあたりです。だんだん表皮が出来て治りつつありますね。

ということで、まずこの折れてしまったところを支えている針金は一旦残し、他を先に外してしまうことにしました。

上の方はもう新しい芽が出て来ています。これはこれで伸ばすことにしましょう。今年はこの藤も太らせようと思いますので、葉刈りとか剪定はせず、ワガママ放題に伸ばそうと思っています。ただ藤は本当に元気がいいので、あまりに邪魔臭くなるようだったら多少葉を減らすかも知れません。

今回折ってしまったところの芽。開くのも時間の問題のようです。

下の方にもいくつか芽当たりが見えるのですが、芽吹いてくるまでにはもう少しかかりそうです。

一通り観察しましたので、早速針金を外していきます。外すといってもプチプチと短く切っていくのです。

この部分だけ針金を残します。

ちょっと分かりずらいですが、こんな感じで残しました。残りの針金を切っていきます。

プチプチと切っていきます。出来るだけ表皮を傷付けないように気を付けましたが、なかなか難しい。そして少しですが食い込み始めています。

ここも少しだけ針金の跡が付いてしまっていますね。こんな風に針金2本巻いたところは、なかなか切りずらいです。

ここもしっかり針金の跡が残ってしまいました…もしかしたら前回のかも知れませんが、思い切り食い込んでいる訳でもないです。太ったら消えてくれるでしょうか。

この辺りは針金を切るのにけっこう苦労しました。針金が3本見えるのは、植え替えた時に藤が動かないように固定した針金の分です。

支えの針金は簡単に分離出来たので、先に引き抜いてしまいました。これもさっきのと同様鉢底に刺してあるだけだったので、短くしたあと下から引き抜きました。

途中経過です。根元の針金を外すのに邪魔だったので、水苔を外したところです。

ようやく針金がすべて外れました。根元はこんな感じ。細い根がまだ何本かありますが、水苔は外してしまうことにします。もし枯れてしまっても用土の下には十分な根があると思うからです。藤は根を切るとすぐに調子が悪くなるとは言いますが、これくらいの根が枯れたくらいでは大丈夫と見ています。どうなるかは分かりませんけど。

前のと同じように根元の用土がかなり減ってしまったので、用土を足してあります。上の写真は用土を足した後です。

指で押してみるとまだ少しグラグラしますが、針金や紐で固定する必要はなさそうです。ちょうど指のあたりにもいくつか針金の跡が付いてしまっていますね。もしかしたら前の針金の跡かも知れませんが、食い込んで傷にはなっていないので良しとしましょう。

出来上がりはこんな風になりました。いつものことではありますが、針金を外すと途端に細っちく見えてしまいますね。形も思った程ではない気もしますが、これがこのまま1.5倍、2倍と太くなっていったらまた違うのかも知れません。今回は追加の針金掛けはせず、このままの形で一年育てて太らせます。

さて、懸案になっているこの部分。グズグズと考えていましたが、この避けた部分の元にちょうどいい芽があり、またそれが都合よく正面上を向いているので、切ってしまうことにしました。切らなくとも取り敢えずは針金だけ外してみます。

針金を外してみたところ。さてどの辺を切ろうかなぁ、と避けたところを触ってみたのですが、なんとなんと。思ったよりしっかりくっついています。針金を外したらぶらぶらしてしまうかと思っていたのですが、これならほっておいても大丈夫そう、かつ針金での固定も必要なさそうです。で。角度的にそれほどおかしくもない気がしたので、一旦このまま切らずにおいておくことにしました。切るのはいつでも出来ますが、切っちゃったらもうくっつきませんからね。

いつかそのうち、こんな風に治ってくれればいいと思います。この写真は以前折ってしまったところ。

取り敢えず今日の作業はこれでおしまいです。お疲れさまでした!

今後の管理とプラン

先に書いたように、今年はあまり余計なことはせず、自由に伸ばして太らせるだけにします。

んー、左側なんですが、背が高い懸崖鉢に入れてやるべきですよねぇ。で、びょーんと横に伸びているところから花がぶら下がる、そんな形を目指しています。でも真ん中あたりからもう少し上に向けた方がいいんでしょうか。なかなか難しいところです。右側のはまあ、このままほっておくつもりですが、途中からにょきっと出た枝に少しだけ針金を掛けた方が良さそうですね。

何れにしても花が咲くまでまだまだ何年もかかると思いますので、枯らさないようにじっくり付き合っていきます。

藤 (フジ)
シェアお願いします♪
フォローお願いします♪
いいね!お願いします♪
まめぼん 〜mamebon〜

コメント

  1. よっしぃ より:

    お疲れ様です!とても丁寧で写真もきれいに撮れていて大変参考になりました。ありがとうございます。盆栽初心者で、種を育苗ポットにいれてみたら芽が出てきて喜んでいるところで、小生は何もわかりませんが、針金も含めて、好きなようにやってみようと思います。これからもアップデートを楽しみにしています。

    • kazoooo47 より:

      よっしぃさん、こんにちは!コメントありがとうございました♪
      お褒め頂いて本当に嬉しいです。いつまでもヘタクソですぐに枯らしてしまいますが、ちょっとでも参考になれば、と思います。
      芽が出てくるとなんとも幸せな気持ちになりますよね。(かわいそうですけど)枯れちゃってもいいや、くらいの気持ちで、気軽に楽しみましょう!