先日発芽したロウバイの3本目なのですが、やはりどうしても軸切り挿し芽をしたいという衝動に抗えず、やってしまいました。発根するかどうかはこれからですが、長いゴボウ根だったのでやってよかった、と思っています。発根してくれればですが。
軸切り挿し芽をするロウバイの新芽
今回のターゲットはこちら。
苔を残しておこうとしたペヤングです。苔の方はどうにもグダグダになってしまっていますが、黒松が2本とトウカエデが1本残っています。真ん中辺にある帽子をかぶったでかいのがロウバイです。
葉がだいぶ膨らんでもう帽子が取れそうです。前回挿し芽したロウバイ はもっと前の段階でしたので、もしかしたらちょっとタイミングが遅かったかも?では、これを軸切り挿し芽して行きます。
ロウバイの軸切り挿し芽のやり方
やり方なんて難しいことでもありませんが。まずは出来るだけダメージを与えないように丁寧に土から取り出します。
ピンセットや爪楊枝、竹串などを駆使して周りの用土を丁寧に退けていきます。どうせ切っちゃうんで根が切れちゃっても全く問題ないのですが、一応どれくらい成長しているか、どんな状態かを見ておきたかったので。
抜けました。まだ細根は出ていないようですが、立派なゴボウ根です。このままの状態だとあとあと苦労しそうなので、無事発根してくれるのであれば軸切り挿し芽は絶対した方が良さそうです。
いつもの通り百均のカミソリを使い、この辺で切り落としました。ちょっと長いかな?と思ったのですが、ヘタレなのでちょっとでも根の部分を残した方が発根しやすいのではないかと思い、こうしました。前回の軸切り挿し芽ではもっと上の方で切って発根しているので、もっと短くしてもよかったのかも知れません。まあ軸は太くなるだろうし、これくらいならいいだろうと。
断面はこんな感じ。よく見ると細かなひげ根がちょっとずつ生え始めていました。
これをメネデール水溶液にドボン。丸一日=24時間を目安に浸けておきました。
翌日。だいたい24時間くらい経ったと思うので、用土に挿してしまいましょう。
…っと!帽子が取れていました。メネデールに浸けておいたのでふやけたのでしょうか。まあ時期的にもいつ取れてもいい感じだったので、これはこれでよしとしましょうか。
葉の開き具合はこんな感じ。根が生えずともこれからどんどん開いてしまうような気がします。
軸の長さは2cmくらいかな?やっぱりちょっと長い気もしますが、切り口が茶色くなっているあたりは根の上の方と思いますので、これは残します。どうしても気に入らなかったらあとで曲げるか取り木をすればいいや。
切り口と軸の上の方までルートン水溶液を塗りました。
今回はドロドロのをこってり塗るのではなく、少しシャバシャバ目に溶いたものを薄く塗りました。断面にはちょっと多めに。どうせ挿して水に浸けたら流れてしまうんでしょうけど。
挿し床は長寿梅の方。長寿梅は芽が出る気配もなく、みんな枯れてしまいました。枯れたと見せかけて新芽が吹いてくることもあるのでしばらくこのままにしておきますが、こちらに挿します。急いでいて必死だったので写真を撮っていませんでしたが、竹串で十分な大きさ・深さの下穴を開けて芽を置くように挿し、バケツの水に浸けて用土が穴に流れ込んでくるよう軽く揺すりました。
穴が深すぎたらしく思ったより沈んでしまったので、左手で挿し床を持ち、右手で芽を支えながら何度か揺すり、角度・深さを調整しました。水に浸けて用土が液状化すると芽が思わぬ方向に倒れてしまったりするので、思ったより難しかったです。
まあまあ妥協出来る位置・深さに挿せたので、この辺でやめておきました。軸は半分くらい挿さっている感じでしょうか。角度も本当は断面が水平になるようにしたかったのですが、そんなに上手いこと出来ませんでした。まあどうにかなるでしょう。
これでロウバイの軸切り挿し芽はおしまいです。お疲れさまでした!
今後の管理
前回挿したロウバイ はだいたい1ヶ月で発根していますので、今回も6月いっぱいくらいまでは様子を見ようと思っています。今までちょいちょい蓋を外して風に当てたりしていたのですが、1ヶ月間はそれもせず、直射日光にも当てないようにしようと思っています。なので置き場所は明るい日陰。あ、ペットボトルのキャップは外しておきます。灌水はせず、でも週に1回くらいは霧吹きで葉水しようと思います。明らかに用土が乾いてくるようであれば別ですが、大丈夫でしょう。
前回挿した時よりも気温はだいぶ高くなっていると思うので、3週間くらいで発根しないかな、とも思うのですが、枯らしてしまうのが一番嫌なので、ちょっとだけ慎重にいきます。ひと月過ぎても枯れずにしっかり葉が開いてくるようであれば、それから蓋を取って風・陽に当て始めようと思います。
ロウバイ はデカくなってしまって盆栽には向かない、というのをどこかで見ましたが、多少大きくなっても構わないのであの黄色い花と何よりもその香りを楽しみにしています。何年かかるか分かりませんが。
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